雑誌紹介

大航海66号 大航海No.66
A5/定価1500円/2008/03

特 集

特集
中国 歴史と現在

脈動する中国国境を歩く 下川裕治
朝鮮戦争は終わっていない 台湾問題の意味 丸川哲史
中華世界の中の台湾 地域的政治主体の台頭 若林正丈
対話
羊が狼になる日
中国はいま、戦後日本のあらゆる段階を圧縮して経験しつつある。その矛盾と葛藤!
現代中国の知識人 藤井省三
胡錦涛はいかに中国軍を掌握したか 情報化軍隊の建設 平松茂雄
共産党王朝が倒れる時 中国幻想の行方 松本健一

儒教のいまと孔子学院 小島 毅
自己修養の三千年 現代中国の目指すもの 高木智見
漢字圏としての東アジア 齋藤希史
読み損ねられた『三国志』 上田 信
社会階層から見た日中文化交流 漢文派と唐話派 加藤 徹

大航海インタビュー
日本・ロシア・中国の近未来
タタールのくびきを忘れられないロシアはいま、中国を迂回して日本に接近している!
哲学としての中国哲学史 中島隆博
我が古代におけるシナ学の処遇と宗教生活の起源 古田博司
京都の中国学 礪波 護
ニューホライズン
「日本思想史」の困難と希望 苅部 直
立ちかこむ絵、立ちすくむ絵 松岡心平

連載
〈本の遠近法〉第29回
失われた「古ヨーロッパ文明」 高階秀爾
〈読書余滴〉第5回
俳諧小説の楽しさ 木田 元
〈光の思想誌〉第8回
預言者的実存(Ⅰ) 安藤礼二
〈移動文学論─行動から移動へ〉第10回
文学による移動 池澤夏樹の通過する世界(下) 青木 保
コラム
生半可な漂流者(65)
文法の時間 柴田元幸
平成見聞録(53)
ダンスの作者としての劇場空間 川崎 徹