書籍紹介

父という余分なもの
 
父という余分なもの
サルに探る文明の起源
山極寿一
 
 
 
 
四六判上製/定価2100円/1997/08
ISBNコード:4-403-23051-2

詳 細

余分なものだったからこそ、父という遊びを中心に文明が成立した―なぜ家族のなかに「父」はいるのか? 生物学的には、父という存在には必然性がない。だからこそ、父という遊びを中心に文明が誕生したとする「父という余分なもの」。ほかに「直立歩行は舌から始まった」「異国の女性が美人に見えるわけ」「家族という複雑系」など。気鋭のサル学者による画期的文明論。